10年人生を謳歌した

ハンバーグモングラーの生態

正直、楽しみ過ぎた気もする。10年も。

2014年9月20日、27歳の秋。ハンバーグモングラーは、その存在に気づいてしまった。

ミルキィホームズに。

初めて買ったライブTシャツ。あの時の自分は、女の子のキャラクターがでかでかと描かれたそのTシャツを着ることさえ恥ずかしがっていた。友人の大豆氏にたまたまさそわれて、物は試しと行ってみただけのライブ。

「まあ、いい経験ができて良かった、ありがとう」

そんなお世辞を言って帰るつもりだった。

だがしかし。

その日の夜に、目をギラギラ輝かせながら、自分はエフシアンになったのである。

楽しかった。楽しすぎた。あの朗らかな一体感が好きすぎた。感動するほどの楽しさに触れてしまった。

それからというもの、ミルキィのライブに足しげく通うようになり、イベントにも行きはじめ、家ではアニメを見て、みるみるミルキィを見て…と。

人生を謳歌してしまった。

そう。

だから、2018年2月3日も衝撃だった。

Reflectionのリリイベの振替で、みもりんと写真が撮れて朝からほくほくだった気分が、一転。夜のFCイベントで発表された「ラストライブ開催決定」の文字。数秒間意味が理解できなかった。あの会場の静けさたるや(Blu-rayで見返すとそうでもなかった 笑)。でも、それを現場で体感できたのも、今となっては大切な思い出である。

Road to Finalでは初めて遠征というのもやってみたし、オルスタの会場も経験できた。出不精の自分がここまで活動的になれたのもミルキィのおかげだ。

ファイナルライブQ.E.D.も、本当に楽しかった。やはりあの一体感は猛烈に感激した。

そうしてRoad to Finalを走り切って。

あの日、ミルキアンの活動を終えていたら、それまで「人生を謳歌した」というのは、要は単純に4年半趣味を楽しんだということになったのだろう。でも、もうその頃には、ミルキィと一緒に、ミルキアンと一緒に、何かを楽しむということが、自分の生き方の大きな軸になり始めていたようで。

ミルキィの活動がひと段落した後も、それぞれのイベントに馳せ参じたり、出演作品を楽しんだり、そんな変わらぬ生活を、人生の謳歌を続けた。

しかも、それだけじゃない。

あのQ.E.D.の2日後に、たまたま見かけたtwitterのライブ配信で、何か光るものを見つけてしまった自分は、遠野ひかるという伝説にも手を出してしまった。

極端に引っ込み思案だった女の子が、1つ1つ成果を積み重ねて、一流の声優に成長するというリアルな出来事。追っかけずにはいられなかった。

最初は、勝手な親心的な感覚で応援していた気もする。だんだん大きくなっていく活躍ぶりに、興奮して感動した。ただもう、今ではとのぴーが届けてくれる楽しさに、単純にどっぷりのめり込んでいる。今月末も、写真集発売イベントの写メ会に向けて、ワクワクがとめどない。

そんな生き方で人生を謳歌している。

そうやって、

そうやって…

10年が経った、今日。

2024年9月20日、37歳の秋。ハンバーグモングラーは、その存在に気づいてしまった。

仕事ができないダメダメサラリーマンの自分に。

うぼぁーーー!!!!!!!

私生活が脅かされることを恐れ、ほどほどにしかやってこなかった仕事。積み重ねは大きい。周りの後輩がこなしていることでも、自分は最後のひと踏ん張りが効かない。こなしきれない仕事を何とか軟着陸させたり、周りに巻き取ってもらったりする日々。

いい加減責任を取る立場になってもいい頃だろうが、未だに自分の仕事ひとつまともに完遂できないダメダメ。

つれえ。

でも、

勘違いしてほしくはない。

この10年間の生き方がそうさせた訳ではないのだ。むしろこの生き方をしてきたからこそ、今こうしてあがき始めることができているのだ。

10年前を思い出す。

社会にほっぽり出されて、世の中の想像以上のカオスっぷりに面食らい、青天井のサービス残業に恐怖し、それなのになぜか所帯を持ってしまったけどうまくいかず、相手に迷惑をかけて別れ、真っ白な灰になっていた自分。

そんな時に差し出された希望こそ、ミルキィホームズのCD「Dreamin’」だった。

「この声優ユニットのライブが今度あるんだけど、いく?」と、大豆氏がドライブ中の信号待ちで見せてきたCDジャケット。「ふーん。なんか甘ったるそうな雰囲気で、あんまり好みじゃないかなー。でもまあ、せっかくだし行ってみるか」と、行く選択をした自分を褒めたい。(そして好みじゃないとか言ってるこいつをボコしたい)

それからというもの、人生をボロ雑巾のように思っていた自分にワクワクが芽生え、生き方が変わったのだ。そうしてこの10年という人生を得たのがハンバーグモングラーである。

そして、その10年が経ったからこそ芽生え始めた感覚。ミルキィの面々がそれぞれ活躍する姿を見せてくれて、そしてとのぴーが大躍進している姿を目の当たりにして、沸き起こってきたもの。それが、自分もなにがしか世の中の役に立ちたいという想いである。だからこそ、今、こうして自分の仕事のできなさに向き合えたのだ。

まあ、真っ当な大人、キャリアを積んだ修羅ビジネスパーソンから見れば、正直遅すぎるのかもしれない。

ただ、ハンバーグモングラーという生き方ではこうなのである。

今からもがいて何ができるのか、正直分からない。ただ、どんなに落ちぶれたって、ハンバーグモングラーはハンバーグモングラーになるしかない。

これまでの生き方に付け足して、さらに何かをしようとし始めているのだ。これからの人生はさらに謳歌できると思っている。

まあ、

とりあえず今日は一旦落ち着いて、久々に「羽ばたいてDreamin’」でも聴きながら英気を養おうか。

10月からがんばろ。